今回は、お昼時にはいつも行列が絶えない人気店「季節料理 なか一」さんをご紹介します。
久しぶりの再訪！
横浜駅の相鉄口を背にして駅を出ると、右斜め前にすぐ見える距離です。目の前の通りを渡り、右にほんのちょっと進むと、お店の前に人が並んでいるのですぐわかります。駅近なので、雨の日でも安心です。
伺ったのは平日火曜日の13時15分頃。ピークタイムを外したつもりでしたが、入口の外には3人ほどの列ができていました。
メニュー看板を眺めながら待つ
入り口には、おいしそうな写真入りのメニュー看板が。
生姜焼き定食や日替り定食（鳥南蛮、さば味噌など）、刺身、トンカツ、天ぷら、かつ丼、鮪のなかおち……ちょうど良い数のラインナップです。
しかも、一食850円から1,000円と、この立地と内容では驚きの価格帯（※2025/10/1より価格改定予定あり）。
さらに目に止まったのは「物価高騰により、生卵は1人1～2個まででお願いします」とのメッセージ。
そう、こちらのお店、 以前はテーブルに生卵が置いてあり、自由にいただけたのです。1～2個でも続けてくださるそのサービスがありがたいです。
日替わり定食のメニューは、こんな感じでした↑
いよいよ入店
数分待ったところで店内へ。カウンター6席、2人掛けテーブル数席、4人掛けボックス席が中心で、ざっと50席以上。
木目調で落ち着いた内装に和紙の照明がやさしく灯り、ベテランらしい店員さんが、慌てることなく順々に切り盛りしていました。
この日はカウンター席に案内いただき、「とんかつ定食」を注文。
落ち着いた雰囲気の女性スタッフが運んでくださった冷たいお水をいただきながら、料理を楽しみに待ちます。
お膳が到着
お腹を空かせて待つこと数分、熱々のとんかつ定食が、いよいよ目の前に！
ほかほかご飯、しじみの味噌汁、メインのとんかつ、千切りキャベツとソース、マヨとカラシ、きんぴらごぼう、たくあん。期待を裏切らない、安心感のあるセットです。
そしてさらに、テーブルには「生卵！」。
卵サービスに感謝しつつ、大切に一つを割り入れました。
とんかつは、食べやすい厚さで、熱々サクサク。お米もおいしくて、濃い目のしじみ汁も沁みます。
ご飯、とんかつ、そして時々お汁や副菜。至福のループが止まりません。
カウンターでは、常連さんらしき方がごはんを2回おかわりしている姿も。
1回ならまだしも、この物価高のご時世に「おかわり自由」とは、店主の心意気に敬服です。
私はおかわりできませんでしたが、きれいに完食。大満足でした！
別日の鳥南蛮定食もご紹介
ちなみに別日には「日替わり」の「鶏南蛮定食」もいただきました。
老舗店の空間に身を委ねる心地よさ
食後に気づいたのは、こちらのお店では大きな掛け声がなく、静かに淡々と接客してくださること。
その控えめな雰囲気が、むしろ落ち着いて食事を楽しめる理由のひとつかもしれません。
帰りに記事掲載について確認したところ、物腰やわらかな女性がにこっと笑いながら「まぁ、よろしくお願いします」と。
そのひと言に、このお店らしい優しさがにじんでいました。
「季節料理 なか一」は1960年（昭和35年）創業の老舗。すでに60年以上の歴史を持ち、横浜駅周辺で長く愛され続けてきました。
総席数は約200席と大規模で、1階と3階に分かれており、個人客から宴会利用まで幅広く対応できるのも特徴です。
横浜という大都市でこれほど長く続いているのは、やはり味・雰囲気・サービスの三拍子が揃っているからこそでしょう。
そしてコストパフォーマンスも高い。1,000円前後で、ご飯・味噌汁・メイン・小鉢・漬物、さらには生卵までいただける定食は、都心ではなかなか貴重です。
ボリュームはしっかりありつつも家庭的な安心感があり、男女問わず満足度が高いと思います。リピーターが多いのも納得です。
ただ駅近というだけでなく「老舗ならではの安心感」と「現代的なコスパの良さ」を両立している点が、この店の大きな魅力だと感じました。
横浜で「卵かけご飯×おかず定食」を満喫したくなったら、ぜひ訪れてみてください。
季節料理なか一
住所：神奈川県横浜市西区南幸1-10-18
アクセス：JR京浜東北線「横浜駅」みなみ西口・相鉄口から徒歩約30秒
TEL：045-311-2245
営業時間：1F／11:15-23:00（L.O.22:00）
3F／12:00-22:30（L.O.21:45）
定休日：なし（12/31-1/2は休み）
駐車場：なし
