横浜市港南区|学問の神様が宿る神社「永谷天満宮」

今回ご紹介するのは、横浜市港南区上永谷にある「永谷天満宮」。学問の神様として全国的に知られる菅原道真公を祀る神社です。

仕事や家庭の両立で忙しい毎日を送る中、心の休息を求める時間が私には欠かせません。
そんな時に訪れるのが「永谷天満宮」。心の拠り所のような存在です。

歴史の重みと静寂に包まれたこの特別な場所で、私は日々の忙しさから解放され、自分を取り戻す瞬間を楽しんでいます。

永谷天満宮へのアクセス

永谷天満宮は、横浜市営地下鉄ブルーライン上永谷駅から徒歩約5分という便利な立地にあります。初めて訪れる方でもわかりやすい道のりで、駅近というアクセスの良さが魅力のひとつです。

また、車で訪れる際には、環状2号線沿いの駐車場を利用することができるため、遠方からも安心して足を運ぶことができます。

永谷天満宮の歴史と特徴

永谷天満宮の創建は室町時代の明応2年(1493年)。
都から太宰府へと左遷された菅原道真公が、鏡に映った自身の姿を自ら彫った木像を御神体として祀っています。
道真公が彫った木像を祀る「日本三躰天神」として、福岡の太宰府天満宮、大阪の道明寺天満宮と並ぶ希少な神社です。

その中でも永谷天満宮は特に際立った特徴を持っています。
それは、永谷天満宮の御神体は、道真公が子息の淳茂(あつしげ)公に託した特別なものということ。
御神体は通常は非公開ですが、12年に一度だけ特別公開されます。御開帳の儀が執り行われているのは、日本三躰天神の中でも永谷天満宮だけです。
地元の人々や参拝者にとって一大イベント。この特別な瞬間に歴史の重みを感じられるのは、訪れる者にとって何物にも代えがたい経験です。

そしてもう一点は、創建当初から神社として設立された唯一の天満宮であるという点です。
太宰府天満宮や道明寺天満宮は、もともと別の寺院に安置されていた御神像が後に神社に遷座された経緯を持ちますが、永谷天満宮はその設立時から神道に基づく信仰の中心として存在してきました。

この違いが、永谷天満宮を特別な存在にしています。

自然の風景とうつくしさ

永谷天満宮の境内には、四季折々の自然が広がり、特に春の桜や秋の紅葉は見事です。裏手には「天神山」と呼ばれる小高い丘があり、春には満開の桜が咲き誇り、家族と一緒に散策するのが我が家の恒例行事となっています。

このような自然の中で過ごす時間は、忙しい日常を少し忘れることができる貴重なひとときです。

行事と地域文化

永谷天満宮では、1月25日に「初天神 筆供養祭」が開催されます。
この行事は多くの受験生やその家族が学問成就を願って訪れる人気の行事です。筆塚に捧げられた筆を供養し、新たな挑戦への決意を固める場でもあります。

また、社務所で授与される絵馬には「和魂漢才」という言葉が刻まれており、これが私にとって特に心に響くものです。この言葉は、日本的な精神(和魂)と中国の学問(漢才)を融合させる理想を示し、まさに学問の神様にふさわしいメッセージです。

さらに、初詣や節分祭、七五三詣など、一年を通じてさまざまな行事がおこなわれており、地域の人々に愛される存在となっています。

とくに初詣では、境内に立ち並ぶ屋台が楽しみで、温かい食べ物の香りが冬の寒さを忘れさせてくれます。家族でその雰囲気を楽しみながら新年を迎える時間は、何よりも貴重なものです。

静寂の中で得られる癒し

私にとって心の拠り所である永谷天満宮。歴史と自然、そして地域の文化が調和したこの場所で、日々の喧騒から離れ、静かな時間を過ごすことができるのは何よりも贅沢なことです。
人生の節目、あるいはただリラックスしたい時に訪れることで、新たなエネルギーを得ることができます。

歴史と自然、暖かな雰囲気に包まれた「永谷天満宮」。
日常の慌ただしさから少し離れ、静かな時間を過ごしたいとき。人生の節目や受験前の祈願…そんな時に寄り添ってくれる心の拠り所のような場所です。
あなたにとっても、大切なお気に入りの場所になるかもしれません。

永谷天満宮​
住所: 神奈川県横浜市港南区上永谷5-1-5​
交通:横浜市営地下鉄ブルーライン「上永谷駅」3番出口から徒歩約5分 ​
連絡先: 045-844-7244​
駐車場:あり

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。