鶴見駅から徒歩5分。伝統を引き継ぐ「御菓子司 清月」

今回紹介するのは、神奈川名産百選にも選ばれた銘菓「よねまんじゅう」で有名な老舗店「御菓子司 清月」(おんかしつかさ せいげつ 以下 清月)です。よねまんじゅうのほかにもおすすめの和菓子があるので紹介していきます。

鶴見駅に行く際によく前を通り気になっていて、数年前に清月に行く機会がありました。その時に初めてよねまんじゅうをいただいておいしかったので、多くの人に知ってもらいたいと思い今回再度来店させていただきました。

東海道鶴見名物「よねまんじゅう」

よねまんじゅうの歴史は17世紀後半から始まります。鶴屋の娘よねさんが販売するまんじゅうから“よねまんじゅう”となったようです。

江戸の銘菓とされ、その後全国へと広がり、鶴見の“よねまんじゅう”が有名になっていきました。戦争により中断があったそうですが、鶴見菓子商工業協同組合の30周年事業として現在の形に至りました。

たっぷりの餡を薄い羽二重餅で包んだ小ぶりな和菓子へと進化。柔らかな羽二重餅で梅あん、白あん、こしあんの3種類のあんを包んだくちどけなめらかなお菓子です。

未開封だと1週間ほど持つので手土産にも買われる方が多いそうです。よねまんじゅうはマスコミにも多く取り上げられており、カラフルでかわいらしいので地元民にもとても愛されています。

和菓子がずらり

店内に入るとさまざまな和菓子がたくさん並んでいます。
こんぺいとうやおせんべいなどの乾きものも多く、見ていてわくわくしてきますね。
二度焼きしたイタリア焼き菓子「Biscotti」や、白あんと栗が入った鶴の形の焼き菓子「鶴みやげ」など、いろいろな種類のお菓子でいっぱいです。和菓子がメインですが、少し洋菓子もありました。たくさん種類があるので迷ってしまいます。

つるみ最中やお菓子たち

よねまんじゅうに続いて人気なのは「つるみ最中」です。小倉あんと抹茶あんの2種類があります。未開封だと10日ほど日持ちするので、贈り物としても人気があるそうです。

つるみ最中は、昭和22年の創製以来、形は変わっていないそう。また、全国菓子大博覧会名誉金賞受賞もしている銘菓です。

他には、中に栗の入った鯛の形をしたお菓子「御目出鯛(おめでたい)」。
大粒の栗をクーベルチュールチョコレートを使用した生地で包んだお菓子「焼き栗ショコラ」などもあります。ラム酒が香り、温めるとさらに香りが広がりおいしいです。

実食

とても迷った挙句、鶴見名物のよねまんじゅうとつるみ最中(抹茶あん)を購入しました。
よねまんじゅうは6個入りにしました。3種類が2個ずつ入っています。

まずはよねまんじゅう、白あんをいただきました。ふわふわ柔らかなお餅と優しいあんが口に広がり、とけてしまうような食感です。
小ぶりで軽いのでどんどん食べてしまうくらいとてもおいしいです。梅あんは酸っぱくはなく、上品な甘さと優しいお味でした。

冷やして食べるのもおすすめの食べ方ということで、冷やしても食べてみました。冷やしてもお餅は硬くならず、常温の時とは違った食感でひんやりしてこれまたおいしかったです。温かいお茶にもとても合い、食べているとゆっくりとした時間が流れて幸せでした。

そしてもう1つ、つるみ最中も食べました。薄めの最中の皮がさっくりと、中にはたっぷりと抹茶のあんが詰まっています。抹茶が濃厚で優しく口いっぱいに広がり、なめらかな食感でした。今度小倉あんもいただきたいと思います。

今回改めてよねまんじゅうや最中を食べて、和菓子のおいしさに気が付きました。この歴史が詰まった和菓子は、お土産にも喜ばれると思います。

鶴見に行く機会があれば駅からも近いのでぜひ寄ってほしいお店です。神奈川のお土産の候補として「御菓子司 清月」の和菓子はいかがでしょうか。。

御菓子司 清月
住所:神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央4-28-18
アクセス:JR京浜東北線「鶴見駅」から徒歩約5分
京急本線「京急鶴見駅」から徒歩約3分
連絡先:045-501-2877
営業時間:8:30~18:30
定休日:日曜日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。
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横浜市鶴見区には20年以上住んでいました。今も横浜市在住なのでよく鶴見区には遊びに行きます。ステキな場所で自慢の地元です。