横浜の真ん中で花と歴史に包まれる。「横浜公園」の魅力を紹介

横浜市中区にある「横浜公園」は、都会の喧騒を忘れさせてくれる癒しの空間。

横浜スタジアムを中心に広がるこの公園は、春には色とりどりのチューリップが咲き誇り、訪れる人々の心を華やかに彩ります。関内駅から徒歩約5分というアクセスの良さも魅力。
今回は、そんな横浜公園の魅力をたっぷりご紹介します。

歴史とともに歩む「都会のオアシス」

横浜公園は、明治9年(1876年)に開園した、横浜で2番目に古い公園です。
かつては「彼我(ひが)公園」と呼ばれ、外国人居留地との交流の場として整備されました。歴史的背景を持つこの公園は、横浜の発展とともに姿を変えながら、今もなお市民に愛され続けています。

昭和53年(1978年)には横浜スタジアムが建設され、公園の中心的存在に。
スタジアムではプロ野球の試合はもちろんのこと、コンサートやイベントも開催され、スポーツと文化が融合する場としても注目されています。

また、公園内には日本庭園「彼我(ひが)庭園」があり、蹲踞(つくばい)や水琴窟(すいきんくつ)といった伝統的な造園技術が施されており、静寂の中で水音に耳を傾けるひとときは、まさに都会のオアシスです。

春の風物詩!チューリップの絶景

横浜公園の最大の魅力といえば、春に咲き誇るチューリップ。

なんと約70品種、10万球以上のチューリップが植えられており、赤・黄・白・ピンクなど、色とりどりの花々が一面に広がる光景は圧巻です。

例年4月上旬から下旬にかけて見頃を迎え、公園は花を楽しむ人々でにぎわいます。
写真好きな方には絶好の撮影スポットであり、家族連れやカップル、友人同士での散策にもぴったり。花の香りに包まれながら歩くだけで、心がふっと軽くなるような感覚を味わえます。

チューリップの開花に合わせてマーケットが開催されることもあり、花と緑に親しむイベントを楽しむことができるのもうれしいポイントです。

春以外にも緑が豊かで、都会にいながら自然を感じられるのが横浜公園の魅力です。

アクセス抜群!気軽に立ち寄れる憩いの場

横浜公園は、JR京浜東北・根岸線「関内駅」や、みなとみらい線「日本大通り駅」から徒歩数分という好立地。

横浜中華街や山下公園、赤レンガ倉庫などの観光スポットにも近く、観光の合間にふらっと立ち寄るのに最適です。

入園は無料で、バリアフリー対応もされているため、ベビーカーや車椅子でも安心して利用できます。トイレも多目的トイレが設置されており、誰もが快適に過ごせるよう配慮されています。

公園内にはベンチや芝生の広場もあり、ランチを持ち込んでピクニックを楽しむのもおすすめ。春だけでなく、夏の木陰、秋の紅葉、冬の静寂と、四季折々の表情を見せてくれるのもうれしいポイントです。

子連れにもおすすめ!広々とした芝生に遊具も

横浜公園は、親子で過ごすにもぴったりの場所。

広々とした芝生でレジャーシートを広げてお弁当を食べたり、おしゃべりをしたり、自由な時間を過ごせます。

また、公園内には簡単な遊具も設置されていて、すべり台やブランコなどで遊ぶことができます。遊具の数は多くはありませんが、芝生と組み合わせて遊ぶことで、子どもたちの創造力が広がるような遊び方ができます。

さらに、横浜スタジアムが隣接しているため、イベント時にはにぎやかな雰囲気も楽しめます。スタジアムの外周にはベンチや木陰も多く、休憩しながら子どもを見守るのにもぴったり。

自然と遊びがバランスよく融合した横浜公園なら、横浜観光の合間に立ち寄って、ちょっとしたリフレッシュタイムを楽しむことができますよ。

横浜公園で過ごす、ちょっと特別な一日

横浜公園は、ただの「公園」ではありません。
歴史、自然、文化が融合した空間で、訪れるたびに新しい発見があります。春のチューリップだけでなく、日本庭園での静かな時間、スタジアムでの熱狂、そして街の中心で感じる季節の移ろい。

「今日はどこへ行こう?」と迷ったら、ぜひ横浜公園へ。
きっと、あなたの心に残る風景と出会えるはずです。

横浜公園
住所:神奈川県横浜市中区横浜公園
アクセス:JR京浜東北・根岸線/横浜市営地下鉄ブルーライン「関内駅」から徒歩約5分
みなとみらい線「日本大通り駅」から徒歩3分
連絡先:045-671-3648(横浜市都心部公園担当)
駐車場:なし

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。