ご夫婦の“好き”が形になった港南区の「k2-7 de hitoyasumi」でほっと一息

日常に、ほっと一息つけるような時間を。

横浜市港南区笹下にある「k2-7 de hitoyasumi」は、夫婦二人三脚でつくり上げた小さなカフェです。「ひとやすみさん」の愛称で親しまれています。
その言葉がぴったり似合う、穏やかであたたかなカフェです。

夢と“ひとやすみ”の名前に込められた想い

ご主人の「自分のお店を持ちたかった」という夢と、奥様のカフェ好きが重なって生まれたのがk2-7 de hitoyasumiです。
最初は、横浜市中区・黄金町にある「黄金スタジオキッチン」で週末限定カフェを開いていたそうです。そこから、横浜市港南区の「無印良品 港南台バーズ店」のキッチンを借りて販売もされていました。
その一歩一歩を経て、2022年10月26日、今の港南区笹下にこのカフェがオープンしました。

これまで親しんできた地域の近くで、と考えていた中、元々居酒屋だった物件の外観にご主人の古民家好きな感性が刺激され、物件を決められたそうです。

お店の名前にある「k2-7」は、原点である黄金スタジオキッチンのご住所が由来。
「初心を忘れず、これまでの繋がりを大切にしたい」という思いから、店名をそのまま引き継がれています。

“肩の力を抜いて、ほっと一息つける時間を過ごしてほしい”——
ご夫婦の願いを映すように、奥様がふと口にした「ひとやすみ」。その言葉が店名となり、今もお店の空間に静かに息づいています。

ふたりの“好き”が重なった、自然で優しくあたたかい空間

ご主人は長野県ご出身で、古民家のような優しい雰囲気に惹かれる方。
奥様は、ジブリのような温もりある世界観が好きだそうです。

そんなおふたりの“好き”が重なり、穏やかであたたかなナチュラルテイストの空間を創り上げています。

カウンターや小上がりなど、もとの居酒屋の名残を生かしながら、内装はすべてご夫婦で手がけたそう。
壁の塗装から家具・インテリアの選定や配置まで、ひとつひとつに“好き”が丁寧に反映されています。

「自分たちらしさを形にした時間が一番大変だったけれど、それ以上に楽しかったです」とお話ししてくれました。

今でも、季節ごとに装飾を変えたりと、訪れるたびに少しずつ表情を変える店内。
訪れるたびに季節の気配を感じられる——そんなあたたかさも、このカフェの魅力です。

‟こだわり“と‟やさしさ”が詰まったメニュー

メニューの中心となる珈琲は自家焙煎。週末限定の豆もご用意されています。
「味はもちろん見た目も楽しんでほしいです。」ご主人の感性と遊び心が一杯一杯に込められています。

今回は、カフェラテをいただきました。

くまのラテアートはカフェの雰囲気にぴったりで、飲むのが惜しくなるほど。

珈琲と一緒にしてあげようか、スプーンですくってあげようか…。
そんなふうに“食べ方まで楽しい”一杯です。

すっきりとしたコクのあるコーヒーを、ミルクの優しい甘みが包み込みます。
ご主人の“こだわり”に、思わずファンになってしまいました。

また、カフェインに弱い方や気にされている方のために、デカフェも用意されているとのこと。
おふたりの優しさと気遣いが感じられます。

フードメニューでは、黄金町時代からの看板商品・スコーンが定番の人気。
小麦・乳不使用で、軽い口当たりのチョコレートケーキや“これでもか!”と言わんばかりにバナナをたっぷり使ったしっとりバナナケーキも好評です。
お子様から大人まで、安心して味わえます。

さらに、季節ごとに登場する限定メニューも見どころ。
閑散期に試行錯誤の末に生まれた“桜ソーダ”が、その始まりだったそうです。
今では約2カ月ごとに季節の限定メニューが登場し、訪れるたびに新しい楽しみが待っています。
まるで季節の便りのような一杯に、“ひとやすみ”を楽しみに訪れるお客様も多いそうです。

“ひとやすみくん”と一緒に広がるお店の魅力

このカフェを支えるのはご夫婦だけではありません。
マスコットキャラクターの“ひとやすみくん”。

ご主人のアイデアと奥様のデザインから生まれた、働き者のなまけものです。

SNSでも人気を集め、ステッカーやトートバッグ、そしてドリップ珈琲のパッケージにも登場しています。
どのグッズも店内で購入できますが、人気ゆえに完売することも。
見つけたら、ぜひチェックしてみてください。
この“ひとやすみくん”が、お店のナチュラルな雰囲気にやさしく溶け込み、
その愛らしい姿が、より一層のあたたかさを添えています。

今日も、誰かの心をやすめる場所に

「お客様はもちろん、自分たちも飽きずに楽しめるお店でありたい」
「ひとつひとつ、やりたかったことを形にしていく場所」——
おふたりの言葉どおり、店内には“好き”と“想い”が穏やかに流れています。

今日もこの場所で、誰かの心をそっとやすめる時間が生まれています。
あなたも「k2-7 de hitoyasumi」で、“ひとやすみ”してみてはいかがでしょうか。

k2-7 de hitoyasumi
住所:神奈川県横浜市港南区笹下5-14-6 笹下赤嶺店舗101号室
アクセス:JR根岸線「洋光台駅」より江ノ電バス上大岡駅行き(桜道経由)
長谷川団地前バス停で下車、徒歩約3分 プラウドシーズン行き終点下車、徒歩約3分
連絡先:お問い合わせはHP内にある各種SNSより
営業時間:11:00-18:30(L.O. 18:00)
定休日:火曜日・水曜日・木曜日
駐車場:なし
HP:https://k2-7-de-hitoyasumi.com/

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。