【三ツ沢下町】思い出に残る、魔法のケーキ「アトリエ サン ミシえる」

お店の前を通るたびに、ショーケースに並んだ色とりどりのケーキたちが目に飛び込んでくる。

「アトリエ サン ミシえる」は、甘い香りに包まれた、街の小さなケーキ屋さんです。三ツ沢下町駅から徒歩約15分の場所にあります。

初めてこのお店を知ったのは、わが子の保育園の登園のときでした。

ひときわ目を引くレンガ壁の温かな雰囲気、手書きで書かれた看板のメッセージに思わず足を止めてしまったんです。

特別なバースデーケーキを

お店に何度か通ううちに、バースデーケーキをオーダーできることを知りました。そして今回、わが子の誕生日のバースデーケーキをオーダーすることに。

一番大好きなキャラクター、アンパンマンの顔をそのままケーキにして欲しいとオーダーし、どんなケーキができあがるか楽しみにしながら、お店を後にしました。

お店を出る際に「おひとつどうぞ」といただいたのは袋に入った、クッキー。バターとミルクの香りが袋の上からでもわかるほど、良い香りでした。

いただいたクッキーは、おつかいについて来てくれた子どもにご褒美に。

「クッキー、おいしい~」と言いながらあっという間に食べてしまいましたよ。

思い描いた夢が叶う、オーダーメイドのケーキ

アトリエ サン ミシえる、最大の魅力は、なんといってもそのオーダーメイドの自由度の高さです。

今回はアンパンマンの顔型ケーキを注文。中身はショートケーキで、わが子の大好きなイチゴをたっぷりと入れてもらいました。

今回はお願いしませんでしたが、受け渡しの1週間前までにデータをメールなどでお店に渡せば、バースデーケーキに好きなアニメのキャラクターやデザインを描いたプレートを付けてもらうことができます。

そして当日。受け取ったアンパンマンの顔型ケーキは、ツヤツヤの鼻と、にっこり笑った口元、ぷっくりとしたほっぺたまで完璧に再現されたもの。

とってもステキなバースデーケーキに、わが子も「あ!アンパンマンだ!」と大興奮でした。

できあがったバースデーケーキは、あまりにかわいらしく、食べてしまうのがもったいないと感じるほどのできばえ。

そんな気持ちを抑えつつ、切り分けたケーキを口に運ぶと、驚くほど軽くてふわふわなスポンジが、口の中でとろけるようでした。

スポンジを覆っている生クリームもほどよい甘さで、大きなイチゴの甘酸っぱさがアクセント。

本日の主役であるわが子も「ケーキおいしい!」と満面の笑みで、ご満悦の様子でした。

ケーキだけじゃない、もう一つの顔

アトリエ サン ミシえるの魅力は、ケーキだけではありません。ショーケースの横に並べられた焼き菓子も、一度食べたら忘れられないおいしさです。

特にクッキーは、サクサクとした食感とバターの香りが豊かで、ちょっとした手土産にもぴったりです。

そして、7月から9月に登場するかき氷も、アトリエ サン ミシえるを語る上で欠かせない存在です。

特に人気なのは、神奈川区内で生産されたイチゴをたっぷりの使用した「スペシャルいちご」。甘酸っぱいいちごのシロップが、口の中に爽やかな涼しさを運んでくれます。

「スペシャルいちご」は対象外なのですが、中学生以下の子どもたちは、初回に50円でカップを買えば、その後は5の付く日は、100円でかき氷を楽しむことができるとのことでした。

看板に込められた、街への愛

お店の温かさは、店先の看板にも表れています。

定期的に更新される看板には「近所の中学校は、あの阿部寛さんの母校です」といった地域の豆知識や、新商品の案内などが書かれています。

道行く人が思わず立ち止まりたくなるようなメッセージが発信されていて、わが子との散歩のたびに楽しみにしています。

アトリエ サン ミシえるは、単においしいお菓子を提供するだけでなく、人々の心をつなぎ、街に彩りを与える存在です。

特別な日の特別なケーキ、さらには日常のおやつ、そして道いく人の対する温かいメッセージ。

このお店には、たくさんの「幸せ」が詰まっています。

特別な思い出を作りたいとき、ちょっとした癒しが欲いとき、ぜひ一度足を運んでみて下さい。きっと、あなたもこのお店の魔法にかかってしまうでしょう。

アトリエ・サン・ミシえる
住所:神奈川県横浜市神奈川区神大寺1-2-7
アクセス:ブルーライン 「三ツ沢下町駅」から徒歩約15分
横浜市営バス50系統or35系統「松本中学校前」から徒歩約1分
TEL:045-413-3288
営業時間:10:30-19:00
定休日:水曜日・祝日
駐車場:あり

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。